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SLE(=全身性エリテマトーデス)と妊娠

妊娠中もステロイド薬によるコントロールを

 SLE(全身性ループスエリテマトーデス)は、20~30代の若い女性に多い、自己免疫疾患である膠原病の一種です。自己免疫疾患は、本来なら外からの異物に対してできる抗体が、自分に対してできてしまう病気で、SLEの場合は、顔の紅斑(こうはん)、発熱、関節炎、腎臓や心臓、神経の障害などが起こります。症状の出方は人によってさまざまですし、同じ人でも時期によって、症状の出方はかなり違います。
 治療はステロイド薬や免疫抑制薬を使いますが、免疫抑制薬を使っている場合は妊娠は望ましくありません。
 妊娠中の治療は、ステロイド薬で病状の悪化を抑えます。ステロイド薬の大量使用には胎児の発育抑制や催奇形性(さいきけいせい)も考えられますが、流産や死産を防ぐためにはどうしても必要です。
 SLEを抱えた妊娠では、流産や死産になることが通常より多く、早産の率も高めです。これまで流産を繰り返している場合も多いため、妊娠後は胎児の発育を注意深く観察し、羊水過少や腎機能異常が起きていないかどうかなどを慎重に見守ります。子宮内胎児発育不全(しきゅうないたいじはついくふぜん)になりやすいので、人工早産で早めに出産させる率も高くなります。
 産後は症状が悪化しやすいので、ステロイド薬を増やすことが多いでしょう。ただ、赤ちゃんに影響を与えるほどの量ではないので、母乳を飲ませてもかまいません。

抗リン脂質抗体を持っている人は、血栓症の予防をします

 SLEの場合、抗リン脂質抗体を併せ持っている人も多いものです。この場合は、血栓症を起こしやすいため、妊娠中も低用量のアスピリンとステロイド、あるいはヘパリンを併用し予防に努めます。
 また、出産前後は血栓症予防のため、しばらくヘパリン注射が必要となる場合もあります。

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