SHOP

内祝い

  1. トップ
  2. 妊娠・出産
  3. 妊娠後期
  4. 妊娠10ヶ月
  5. 妊娠40週

妊娠40週 妊娠10ヶ月 臨月

【医師監修】妊娠40週 妊婦の基本情報

いよいよ、赤ちゃんとの対面はすぐそこ!

日本赤十字社医療センター
周産母子・小児センター顧問
1973年東京大学医学部卒業。日本赤十字社医療センター周産母子・小児医療センター長、副院長などを経て、2015年より現職。東都文京病院院長。東京母乳の会運営委員長を兼務。

妊娠40週の妊婦の症状、体の変化、赤ちゃんの成長

あとはママの体が、お産の始まりを教えてくれますよ!

出産が近づくと、いつ生まれてもいいように赤ちゃんは骨盤のほうに下がってきます。

体調を整え、お産の兆候を待ちましょう

いよいよ40週、赤ちゃんに会える日まで、あと少しです。出産間近になると、みぞおち近くまで上がっていた子宮のてっぺん(子宮底)が、だいぶ下がってきます。心臓や肺への圧迫がほとんど感じられなくなりますが、体重がどんどん増える時期なので、油断して食べすぎないように注意しましょう。
子宮の下のほうにある膀胱が圧迫されて、頻尿や尿もれの症状が見られる人もいます。 赤ちゃんが骨盤内に下りてきて周囲を強く圧迫するため、恥骨や足のつけ根などに痛みが走ることもあります。骨盤内に入った赤ちゃんはあまり動くことができなくなるため、お産が近づくと胎動が少し鈍く感じられる場合もあるでしょう。 ホルモンの作用で、産道は柔軟になります。骨盤の関節も緩んで広がり、赤ちゃんが通過しやすい状態になって、お産準備が万端に整っていきます。

前駆陣痛やおしるしといったお産の始まる兆候がすでに見られる人もいるかもしれませんね。前駆陣痛やおしるしを確認できても、今すぐお産が始まるわけではないのであわてなくても大丈夫です。ただし、破水が起きた場合は、速やかに産院へ連絡し、お産入院のしたくをしましょう。 お産の兆候がまだ見られない人も、あせる必要はありません。これから2週間かかるケースも考えられます。この10ヶ月間、赤ちゃんをはぐくみながら、体はママになる準備をしてきました。お産本番であわてないように、今から心構えをしっかりしておきましょう。お産にはママの体力も重要です。お産はママと赤ちゃんで乗り越える共同作業になりますから、いつ始まってもいいように、体調を整え、規則的な食事や睡眠をとって体力をつけておきましょう。赤ちゃんと会える日を楽しみに待ちながら、リラックスして過ごしましょう。

骨盤の中に下がり、お産に向けた体位に

おなかの赤ちゃんの成長【36~40週ごろ】

●腎臓機能が成熟して、水分がしっかり処理されるようになり、肌は張りのあるピンク色になります。

●全身を覆っていた胎脂が少なくなります。皮下脂肪も十分につき、ふっくらした体つきに。

●あごを胸につけ、ひざをおなかに引き寄せ、生まれるときを待っています。

腎臓機能が成熟し、肌はピンク色に。お産が近づくと、赤ちゃんは骨盤のほうに下がってきます。いつ生まれても大丈夫なように、あごを胸につけ、おなかを引き寄せた姿勢を取ります。お産は目前です!

妊娠40週ころの超音波写真

骨盤の中に下りてきてお産の準備もOKです

成長した赤ちゃんや胎盤などで、子宮の中のスペースはいっぱいに。赤ちゃんは骨盤の中に下がってきて、お産に向けた体位になります。

妊娠40週の生活アドバイス

お産の不安解消Q&A2

お産についての気がかりや不安についてお答えします。

健診・赤ちゃんのこと

Q.ノンストレステストをしますといわれました。何をするのですか?
A.赤ちゃんの心拍や胎動などから元気度をチェック
ノンストレステストは、おなかに2つのセンサーをつけ、赤ちゃんの心拍数、ママの子宮収縮の状態を調べ、赤ちゃんの元気度をチェックする検査です。リクライニングのいすやベッドに横になって行い、20〜40分程度かかります。ママがとくに用意するものなどはありません。妊娠32〜36週に行っています。

Q.B群溶血性レンサ球菌の検査って何ですか?

A.おりものから、腟内にいる菌を調べます
B群溶血性レンサ球菌はGBSとも呼ばれる、腟の中にいる常在菌。この菌が腟内から子宮内へと感染すると前期破水や早産を引き起こす可能性や、お産のときに赤ちゃんが産道で感染し、新生児肺炎や髄膜炎を起こす恐れもあるため、おりものを検査して調べます。検査で陽性が出た場合は、感染を予防するために、分娩時の陣痛前に準備をし、抗菌薬の点滴をします。

妊娠40週の気がかりやトラブル・病気

予定日を過ぎたら気をつけること

出産予定日を過ぎてもお産が始まらない場合、起こりうるトラブルとお産の進め方について知っておきましょう。

過期妊娠とは?

★どんな状態?
妊娠42週を過ぎてもお産が始まらない状態です
出産予定日(妊娠40週0日)を2週間過ぎてもお産にならず、妊娠が継続している状態をいいます。42週を過ぎると、胎盤の機能が低下して、赤ちゃんに十分な酸素や栄養が届かないため、赤ちゃんの体重や羊水が減るなどのトラブルが。赤ちゃんの心拍に異常が起こることもあるため、41週に入ったら多くは陣痛を誘発して分娩にもっていきます。

★妊娠42週を過ぎると赤ちゃんは・・・
胎盤の機能が落ちる
・ 羊水の量が減る
・ 心拍に異常が出る など
羊水が減り苦しくなった赤ちゃんが、羊水中にうんちをし、羊水混濁が見られたり、またその羊水を飲んでしまうなどのトラブルがあります。また赤ちゃんが育ちすぎてしまって巨大児となり、ママが難産になるケースも。

★予定日を過ぎたら健診はどうなるの?
健診は頻繁になり胎盤機能をチェック
臨月に入ると1週間に1回の健診になりますが、妊娠40週を過ぎると健診の回数はさらに頻繁になり、胎盤の機能を調べ、赤ちゃんの元気度をこまめにチェックします。赤ちゃんに異常が見られたら、すぐにお産にするようにします。健診ではいつお産になってもいいよう準備して。

★お産の兆候が現れなかったらどうなるの?
妊娠41週に入ったら多くはお産にします
妊娠41週に入ってもお産の兆候が現れなかった場合には、赤ちゃんの異常があるなしにかかわらず、お産にすることが多いでしょう。過期妊娠では、帝王切開分娩になるケースも多くあります。

★お産のときに考えられるトラブル
分娩誘発してもなかなか子宮口が開かない、陣痛誘発をしてもなかなか陣痛が起きないことがよくあります。このような状態が続くと、赤ちゃんの心拍異常も出てくるため、帝王切開分娩になるケースも。

妊娠中におススメの本・アプリ

いよいよ入院準備! お産までに読む本『後期のたまごクラブ』

【妊娠後期/妊娠8・9・10カ月】もうすぐ赤ちゃんに会える!お産入院の準備を進めるための情報をお届けする1冊。
ここでしか手に入らない特別付録や、内容充実の特集・別冊付録も。この1冊があれば、入院準備はバッチリです!

後期のたまごクラブ

後期のたまごクラブの詳細ページへ

アプリ「まいにちのたまひよ」

妊娠日数や生後日数に合わせて、赤ちゃんの成長や、専門家からのアドバイスなど、妊娠日数や生後日数に合った情報を“毎日”お届けします。妊娠育児期にうれしいおトクなクーポンもあります。

ダウンロード(無料)

妊娠週数別基本情報
妊娠超初期-妊娠0週、1週、2週、3週

ここでは「妊娠超初期」とは妊娠が判明する前の妊娠0ー3週頃のことを指します。生理予定日付近からそれ以降に妊娠検査薬で確認することで、妊娠がわかる人が多いですが、生理予定日前から基礎体温の変化や出血・眠いなど体調の変化が感じられる人も。
そんな「妊娠超初期」の体の変化や気をつけたいことをまとめました。

妊娠超初期-妊娠0週、1週、2週、3週

妊娠1ヶ月
妊娠初期-妊娠4週~15週

妊娠おめでとうございます。妊娠が判明し、ママの体は出産に向けて徐々に変化を始める時期。この頃つわりがピークを迎える人も多く、不安が大きい時期でもあります。不安なこの時期に気をつけることは?妊娠初期症状は?暮らしの中の注意事項は?妊娠がわかったころに知りたい情報をまとめました。

妊娠初期-妊娠4週~15週

妊娠2ヶ月
妊娠3ヶ月
妊娠4ヶ月
妊娠中期-妊娠16週~27週

安定期と呼ばれる妊娠5カ月以降は、胎動が感じられたり、赤ちゃんの性別が分かる人も多い時期。ほっと一息つきがちなこの時期の注意事項は?気をつけたい症状は?安心しがちなこの時期に知っておきたい情報をまとめました。

妊娠中期-妊娠16週~27週

妊娠5ヶ月
妊娠6ヶ月
妊娠7ヶ月
妊娠後期-妊娠28週~40週

出産まであと少し!お産のはじまりで気をつけることは?注意したい症状は?暮らしの中の注意事項は?赤ちゃんに出会える日への期待と不安が膨らむ妊娠後期に知っておきたい情報をまとめました。

妊娠後期-妊娠28週~40週

妊娠8ヶ月
妊娠9ヶ月
妊娠10ヶ月
出産・分娩

出産まであと少し!お産のはじまりからの流れや出産方法、陣痛を乗り切るコツや方法、帝王切開についてなど、事前に知っておきたい出産のための基本情報をまとめました。

妊娠したら気になるお金、手続きについて、事前に知っておきたい情報をまとめました。

妊娠後期に関する新着記事
ABJマーク 11091000

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第11091000号)です。 ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら→ https://aebs.or.jp/

本サイトに掲載されている記事・写真・イラスト等のコンテンツの無断転載を禁じます。